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TOKYO BLACKOUT 福田和代 [読書な時間]

リアル感有るんですよね。
001.jpg
タイトル:TOKYO BLACKOUT
作者:福田和代
出版社:東京創元社
ISBN:978-4-488-41711-6 C0193
価格:本体940円+税

東京に給電されている電気が全て止まったら。
ってお話なのですが、これ 2007年に上梓されている作品だったりします。
東京の電力は50Hzで周波数無変換で融通できるのは東日本の電力のみ。
その事に付いても説明されていたり、
輪番停電に付いても解説されていたりと、
これニュースで見たよなぁってくだりが出て来て、
凄くリアル感を感じます。

お話は、電力会社の人の奮闘かな?と思いきや、
刑事の奮闘だったり、
停電を起こした側の視点も描かれていたりと、
視点が色んな所に飛ぶので、ちょっとあれ?これ誰だっけ?って感じも。
お話最後は、親子愛ってテーマに収束して、
ああ、なるほどって思いました。

何気ない日常を守る人たちの視点っているのは、
何も無くて当たり前、何か有ったら批判される。
そうだよなぁって、感覚になりました。
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コメント 3

arkstar

>cyanoさん
nice!ありがとうございます。

>ハムサブローさん
nice!ありがとうございます。

>みやもっちさん
nice!ありがとうございます。

>ガッツさん
nice!ありがとうございます。
by arkstar (2013-01-04 20:46) 

as

なんとこんな小説があったとは。インフラは通常通りに稼働して当たり前。誰からも感謝されず、何かトラブルと一斉に世間から叩かれる辛い職場でもありますよね。しかしながら、物語はそれだけではなくかなり深い内容みたいですね。興味深いです。
by as (2013-01-05 10:23) 

arkstar

>asさん
偶然とは言え、融通電力/輪番停電はとてもリアル感有りました。
作者の方、裏方さんにフォーカスた作品を書いたと解説に書いてましたから、なるほどって思いました。
そして、表紙が結構重要な意味を占めてるなぁって読み終わって感じました(^_^;)
by arkstar (2013-01-05 19:41) 

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