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心霊探偵八雲 1 赤い瞳は知っている [読書な時間]

シリーズ物の第1巻です。
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タイトル:心霊探偵八雲 1 赤い瞳は知っている
作者:神永 学
出版社:角川文庫
ISBN:978-4-04-388701-9
価格:本体552円+税

暫く千里眼シリーズを読んでいて、500頁、600頁が当たり前って感じでしたが、
この「心霊探偵八雲 1 赤い瞳は知っている」は本編が330頁と、
凄く短く感じました。

その上、主人公は同じながら、違うエピソードが3つ収録されているので、
一つの物語が100頁ほどと、あっという間に読みきってしまいました。

主人公の八雲の描写と、もう一人の主人公晴香の描写がテンポ良く、
一気に読み進む事が出来ました。
ただ、私が暫く緻密な描写ばかりの作品(千里眼ですが ^_^;)を読んでいたので、
心霊探偵八雲の描写が少し足らない?って感じる部分があったのですが、
これは、行間を自分の頭で補完するという楽しさを思い出させてくれもしました。

オカルト系といえばオカルト系なのですが、
そんなにオドロオドロしい描写が無いので、ちょっと毛色が違うかも?って感じですね。
それでも、読み終わる頃には主役の皆さんの関係がしっかりと把握できて、
楽しく読めました。

心に傷を持つ主人公達の描写、共感できる部分も有るなぁって言うのが、
最後まで一気に読ませた原因かも?って思ったり。

3つのエピソードが終った後、
ほんの10頁ほどの「添付ファイル 忘れ物」という
超ショートストーリーが有るのですが、
実はこれが一番心にグッっと来たりしたのですが(^_^;)

この作品、以降続刊のようで、2巻は今月(6月)、3巻は秋のようです。
期待して発売を待つことにします。
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コメント 6

Riever

妄そ・・・じゃなくて、補完はけっこうしますよね。
それが本の醍醐味でもあると私は感じています。
by Riever (2008-06-08 15:18) 

arkstar

>Rieverさん
頭の中でイメージを膨らませるには、
行間を読むっていうのが出来ると俄然楽しくなるんですよね(^_^;)
TVとかだと、見えている映像そのものが全てになっちゃいますからねぇ。

>satomiさん
nice!ありがとうございます。

>ガッツさん
nice!ありがとうございます。
by arkstar (2008-06-08 23:23) 

Virgo

TV版は思い切り、おどろおどろしかったですけど、原作はそうじゃないんですね。
by Virgo (2008-06-09 11:51) 

arkstar

>かつぽんさん
nice!ありがとうございます。

>Virgoさん
一つのお話が短いので、
描写は結構あっさり目かな?って感じです。
でも、心霊描写はしっかりとって感じですね。
by arkstar (2008-06-09 20:31) 

Riever

テレビは考える暇がないのもありますよね。相手のペースに乗っからないといけないのが大きいと思います。
by Riever (2008-06-10 00:57) 

arkstar

>Rieverさん
自分のペースで進めれる本と、ただただ進行に合わせて流れるTVって感じでしょうか。
あとTVだと必然性を感じないシーンや意味の無いシーンを重ねたりという所が酷いので、癖壁するのですが。
by arkstar (2008-06-10 08:13) 

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