心霊探偵八雲 5 つながる想い

作者さん、何か技術が物凄く向上している感じがするんですが。

タイトル：心霊探偵八雲 5 繋がる想い
作者：神永 学
出版社：角川文庫
ISBN：978-4-04-388705-7
価格：本体629円＋税

このシリーズ初めての400ページ越えの作品ですね。
何でも、作者さんがこの作品と舞台用シナリオを平行で作っていらしたそうで、
今までとは表現力が凄く変わって感じました。

元々八雲シリーズは、読んでいて頭にイメージが湧いていて、
その中で、お話が進行して行くという感じだったのですが、
今回は、それに磨きがかかり、
おぼろげなイメージではなく、端々までしっかりしたイメージが
頭の中に出来てました。
それが故に、読むペースの速い事(^_^;)
本当にあっという間に読んでしまいました。

そして、今回は帯にも有りますが、
主人公の八雲が序盤早々に失踪してしまいます。
もう一人、中心人物が失踪と、
大丈夫か？って感じでお話が進むのですが、
今までは、お荷物的(?)な人が凄く頑張ったり、
過去の謎にしていた部分の謎解きも有ったりして、
かなりのボリュームが有りました。

5巻まで来て二人の出会いの必然をお話に散りばめていて、
これは参りましたって感じでは有りました(^_^;)

だた、最後のやはり淋しい結末に、
「もし」があるのならって感傷的になってしまったのですが・・・
母の愛は強しですねぇ。

コメント 1

>Bacchusさん
nice!ありがとうございます。

>ガッツさん
nice!ありがとうございます。
by arkstar (2009-06-29 02:00)