ヘーメラーの千里眼(下) 松岡圭祐 [読書な時間]
ああ、一気に下巻を読みきってしまいました。
タイトル:ヘーメラーの千里眼(下)
作者:松岡圭祐
出版社:小学館
ISBN:4-09-403796-9
価格:本体619円+税
下巻は428頁とこれまたスッと読める頁数なので、まさに一気でした(^_^;)
上巻で伏線を散りばめた進行だったので、下巻でその決着をつける流れなのですが、
おそらく最後まで引っ張ると思われたお話が、200ページ程度で決着してしまい、
あれ?この話はこれで終わり?
残り半分はどうするの?と思ってしまいました。
後半部分は上下巻の表紙を飾っている戦闘機のドックファイト物へと
お話が変わってしまいます。
この辺り若干の違和感を感じてしまいました。
確かにタイトルの「ヘーメラー」という部分で言えば、
この下巻半分以降の部分にしか関係しないので、この部分の必要性を感じるのですが、
果たしてそれよりも前の物語との連続性が希薄だったのでは?と思ったりします。
まぁ、主人公とその周りの人間の自己成長というテーマで思うのであれば、
物凄く鼻に付くキャラクターだった人が、最後に自己覚醒では無いですが、
目覚めたようにカッコイイキャラ(外観がと言う訳では無く)になっているのが
苦笑でしたが(^_^;)
小学館での千里眼シリーズの刊行はあと3作となってきました。
上下巻になったとは言え、ページインフレ傾向は止らず、
どんどん頁増えてますね(^_^;)
2007-07-17 00:59
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コメント(2)
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あっ、一瞬デジャビュかと思ってしまいました。
あまりに表紙のインパクトが一緒だったので(^^;)
by Virgo (2007-07-19 02:18)
>Virgoさん
そうなんですよ。どちらも戦闘機ですからね。
この辺り上下巻の連続性を考慮したのかも?
by arkstar (2007-07-20 01:44)